JAGDA 関東甲信越ブロック大会2025 in 神奈川 開催報告

ブロック大会とは?
2025年11月8日(土)JAGDA関東甲信越ブロック大会2025 in 神奈川を小田原で開催いたしました。
ブロック大会は、デザイナー同士の交流と各地区の文化を知ることを目的とし4年前から始まった参加型イベントです。
年に一度、関東甲信越内の大会担当地区にて開催し、JAGDA会員のみならず紹介を受けた方も参加可能です。(過去に新潟・長野・埼玉で開催)
今回は、参加者23名(途中参加・途中退出など含む)で小田原の名所を巡り、ブロック会議、登壇者によるセミナー、交流会を通して、他地区の方たちとともに濃密な時間を過ごしました。










AM11:00 小田原駅集合

小田原駅集合後、紙見本と最新技術(?)を使っての席決めからバスでかまぼこの里へ。
到着後、バスの中で鈴廣特製のお弁当を食しながら、一人ずつ簡単な自己紹介をしましたが、初参加の方もすぐに打ち解けた様子でした。
また、恒例となっているお土産も昨年の開催地である埼玉地区でご用意いただき、小田原城をモチーフとした素敵なパッケージの最中を全員に配布いただきました。食事後はしばらく時間があるので、かまぼこの里を散策しました。
【第一部】鈴廣かまぼこの里

最初に、かまぼこで有名な鈴廣さんであげかま体験。3人ずつのチームに分かれ、各チームごとにテーマを決め、各々がそのテーマに沿ったあげかま作品を作りあげました。作品は写真に撮り、LINEを使ってコンテスト準備です。どんな写真にするか工夫しながら時間をかけて撮影していました。(工夫しているうちに、皆さんあげかまの油で手がべとべとでした・・笑)そしてバスの移動中などに各自投票です。(結果は交流会で発表予定)
移動中は山から眺める海の風景を見たり、会話を楽しみながら終始和やかな雰囲気でした。
【第二部】江之浦測候所

現代美術家の小田原文化財団(代表・杉本博司)が手がけた「海と太陽と時間」をテーマにしたアート施設「江之浦測候所」内を鑑賞。
アートと景色が融合した壮大な空間を参加者其々で、時には会話を交わしながら巡り、多くの写真を撮りました。今回はあげかまとは違い、チーム分けせず、各々の写真作品で競うコンテストです。(こちらも結果は交流会にて発表予定)時間があればもっと時間をかけて周りたい場所でしたが、次の場所へ向かうべく、名残を惜しみながら各自バスに戻りました。
【第三部】UMECO(会議室)

バスで駅近くのおだわら市民交流センター「UMECO」へ移動し、会議室にてブロック会議とセミナーを行いました。
まずは、神奈川ブロック委員の満島より挨拶があり、
次に神奈川代表堤から神奈川の活動報告で今年より導入した委員会制度の紹介やWebサイトを製作中との発表がありました。
その後、各地区代表より活動報告を行なっていただきました。特に埼玉地区では他団体と協力し、
クリエイターと企業を結ぶSAITAMAデザイナーズバンクと言うプロジェクトを立ち上げたとの報告がありました。
デザインの視点から中小企業を支援するために設置された埼玉県のデザイン支援拠点との事ですが、
他県からでも登録可能とのことですので、ご興味がある方は一度サイトを訪れてみてはいかがでしょうか?
SAITAMAデザイナーズバンクhttps://sdic.pref.saitama.lg.jp/designer-search/
続いてのセミナーでは、長野地区の内堀法孝さんによるインクジェットプリンターを使った『ピエゾグラフ』という技法や、アーティストによる素晴らしい作品をご紹介いただき、まだ知らなかったインクジェットプリンターの再現力の高さや表現方法の可能性に驚きました。
千葉地区のアキヨシアイさんは、地域で深刻化する獣害をなくすためのブランド『伝右衛門制作所』の活動と、商品のデザインについて伺いました。駆除された動物の廃棄をゼロにするための革製品とそのパッケージや販売の仕組みは素敵で興味深いのですが、この商品を「販売できなくなる(獣害がなくなる)」ことが目的とのことに心を打たれました。
PM19:15 交流会スタート

会場を居酒屋へと移し、お楽しみの交流会スタートです。小田原の美味しい魚料理やおでんを堪能しつつ、あげかまコンテストと、写真コンテストの結果発表を行いました。グラフィックデザイナーらしい趣向を凝らした素敵な作品が出揃いましたが、結果は以下の通りとなりました。

【あげかまコンテスト優勝】
堤さん、長井さん、松村さんチーム
【江之浦写真コンテスト優勝】
笠井さん
受賞の皆様おめでとうございます!
優勝者へは埼玉地区の方に制作していただいた豪華なトロフィー(盾)とお土産を差し上げました!
今回は惜しくも受賞ならずの方々の作品も素晴らしかったです。
宴もたけなわでしたが、21時30分頃に退店のお時間となりブロック大会終了となりました。
コンテストはブロック大会では初のこころみでしたが、交流するきっかけにもなり、よかったように思います。
来年はどこの地区で開催されるか楽しみです。
以上、関東甲信越ブロック大会2025レポートでした!
※終了後も、十数名の方が2次会をご希望され、場所を移してさらにデザイン話に花を咲かせました。
